認知症行方不明者の捜索に警察犬活用へ
秋田県警が新年度、認知症で行方不明になった高齢者らの捜索に、民間で飼育する警察犬の公費による出動を目指している。日常的な徘徊(はいかい)など事件性が低いと判断される場合、家族が出動経費を負担するケースが少なくない。高齢化が進み、行方不明事案の増加が予想される中、県警は「早く発見できれば命を助けられる」と、事件捜査で磨かれた警察犬の力に期待する。
警察犬には都道府県警所属の直轄犬と、訓練を受けた民間の犬を指定する嘱託犬の2種類がある。秋田県警に直轄犬はおらず、3月時点で嘱..