高血圧治療、75歳未満見直し 降圧目標130/80未満に
日本高血圧学会は四月、高血圧治療ガイドライン(指針)を改定し、七十五歳未満の成人の降圧目標について、最高血圧(収縮期血圧)を「一三〇ミリHg未満」とし、十ミリHg引き下げた。
血圧が低い方が脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管疾患を抑えられるという研究結果が、国内外で報告されているのを受けて判断した。どんな影響があるのか。
指針は二〇〇〇年に初めて策定。
新指針では、七十五歳未満の成人の最高血圧は「一四〇未満」から「一三〇未満」に、最低血圧(拡張期血圧)も「九〇..