ビルに眠る1万の御霊——機械式納骨堂が映す供養のかたち
1棟のビルに1万以上の「御霊(みたま)」が眠る──。近年、都市部で数万規模のお骨を収納可能なビル型納骨堂が現れている。大胆なデザインとともに、入館に参拝者の生体認証が導入され、お骨が自動搬送技術で運ばれるなど最新技術が使われている納骨堂もある。従来のイメージとは大きく異なる「機械式墓所」で供養のあり方は変わるのか。拡大を続ける、新しい墓参のかたちを追った。
近くて便利、蚊にも刺されない墓参
大使館が立ち並び、都心の一等地として知られる東京・三田。慶應義塾大学に隣接..