<原発からの請求書>(1) 福島事故賠償 検針票のどこに?
東京電力福島第一原発事故からまもなく六年になります。同原発の処理や核燃料サイクルなど原発の後始末の費用は本紙集計で四十兆円に膨張、家計負担も増えています。しかし、負担の実額は不明確。毎月、電力会社から届く使用量と代金の記載された「検針票」を手掛かりに負担の実態を探ります。お手元の検針票と比較しながら、エネルギー政策を考えてみませんか。
Q 電気代に原発の費用は入っていますか。
A 原発の運営費が含まれるのは当然ですが、さまざまな経費が電気代や、電線で電気を送るた..