トラブル絶えない、無届け老人ホーム 行政指導行き届かず
東京都内で無届けの有料老人ホームを運営する会社が四日、全国で初めて警視庁に摘発された。無届けホームは、二〇〇九年三月に群馬県渋川市で身寄りがない高齢者ら十人が死亡した火災をきっかけに、存在が表面化したが、その後も増加し、トラブルも起きている。低所得の高齢者の受け皿となっている側面もあり、問題の根は深い。
警視庁が老人福祉法違反などの疑いで書類送検したのは、練馬区のマンションで無届けホームを運営していた会社と社長(52)。
警視庁によると、施設には少なくとも七十~..