末期がんになって気づいたことがある 「余命1カ月」の男性が、世を去る4日前に遺した言葉
「余命1カ月」。今夏、そう医師から宣告を受けた千葉県船橋市の男性がいる。
「残された日々とどう向きあえばいいのか知りたい」。
しかし、がんを克服した人の話は多々あれど、死を覚悟した人が必要とする情報がほとんどない。「治らないがんもあるのに」。やせ細った体から言葉を絞り出して話す男性が、自身の命をかけて取材に応じ、死と向きあう心のうちを明かした。
「治らない人のための情報」がない
東京で医療機器関係の仕事をしている田端健太郎さん(46)。
8月2..