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安全は幻想だった 私の見た福島事故

2016/02/21 17:36
「日本の原発は安全」との安全神話は、国や電力会社だけでなく、立地する地域住民にも染み渡っていた。 「周りの橋も壊れてないのに、なんで原発が事故になるんだ。そんなはずがあるものか」。福島県楢葉町の柴田富夫さん(75)、寿子(としこ)さん夫婦はあの事故で幻想を打ち砕かれ、戸惑いながら友人らとともに栃木県日光市の温泉を目指して逃げた。 その四十年前、富夫さんは東京電力福島第一原発1号機の建設時、コンクリートを流し込む型枠大工として働き、2~4号機でも工事に携わった。寿子..

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除染、2次下請け業者社長ら逮捕 青森の違法派遣事件

2015/11/16 18:27
福島県楢葉町の除染に絡み、下請け業者の幹部ら8人が逮捕された違法派遣事件で、青森県警は16日、違法に派遣された労働者を受け入れたとして、職業安定法違反の疑いで、除染の2次下請け業者「ジェイテック」(東京都品川区)の社長渡部博容疑者(62)と、山本幸雄容疑者(63)を逮捕した。いずれも黙秘している。 逮捕容疑は、2人は共謀し、2013年11月から14年3月にかけ、3次下請け業者「泉友」(青森県大間町)の元社長泉一哉容疑者(41)=同法違反容疑で再逮捕=が違法に集めた労働者..

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除染事業、潜む「トンネル会社」

2015/11/09 10:46
東京電力福島第1原発事故をめぐる福島県楢葉町での除染事業に、下北地方を中心とした業者が労働者を違法に派遣した事件によって、業者による悪質な日当の中抜き(ピンハネ)が表面化した。 一方で、複雑に連なる多重下請けでは、下層の業者が工事代金を受け取れないケースもあるという。 福島市で「除染労働者110番」を運営する福島県労連労働相談センターの小川英雄副所長(66)は、除染作業が深刻な人手不足に陥る中で、「工事費のピンハネだけを狙った『トンネル会社』が入り込んでいることが..

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「若い世代帰らない」「帰りたい、でもー」楢葉町民、避難解除に様々な思い

2015/09/06 08:31
東京電力福島第一原発事故後に出されていた福島県楢葉町の避難指示が、5日午前0時に解除された。町に帰ることを決めた住民、帰ることをためらう住民ーー。4年半にわたる避難指示が解除されたこの日の楢葉町には、さまざまな思いが交錯していた。 楢葉町の仮設商店街「ここなら商店街」の前で移動式のコーヒー販売店を開店している高野幸子さん(43)は約1カ月前から、帰還に向けて町に滞在できる「準備宿泊」の制度を利用。母親とともに、再び楢葉町の自宅で暮らし始めた。震災後はいわき市に避難し借り..

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避難指示解除の楢葉町 病院なく買い物も町外…放射性物質に根強い懸念 住民帰還へ課題多く

2015/09/05 07:18
福島県楢葉町で4年半ぶりに、故郷への定住が許された。喜ぶ町民がいる一方で、医療機関やスーパーなど日常生活に欠かせない施設の整備は遅れている。放射性物質の影響による不安も拭えず、本格帰還に向けては課題が山積している。 避難生活が長期化する中で体調を崩す人が増え、福島県内の震災関連死者数は、今年3月末時点で1914人に上った。政府は、故郷への早期の帰還を望む高齢者などの要望に応える形で、避難指示の解除に踏み切った。 だが、帰郷する人たちにとって、まず心配なのが、医療機..

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