「ヘルパンギーナ」本格的流行始まる 免疫力弱まる夏、重症化する前に早期受診して
夏に乳幼児がかかりやすいウイルス性の感染症「ヘルパンギーナ」が本格的に流行し始めた。今年の第24週(6月13〜19日)時点で、全国の定点医療機関(小児科計約3千カ所)当たりの患者数は0・91人となり、11週連続で増加。効果的な予防や治療の方法がないため、早期受診で重症化を防ぐことが大切だ。
◆5歳以下が9割
ヘルパンギーナは「夏かぜ」の一種。38度以上の高熱が出たり、口内に痛みを伴う水疱(すいほう)ができたりする。まれに心筋炎を引き起こし、心不全につながる恐れも..