院長死去、福島の病院存続危機 原発事故時避難せず診療
福島県広野町の高野病院敷地内の院長宅で先月30日夜にあった火災で、県警は3日、現場から見つかった遺体は高野英男院長(81)だったと発表した。同病院は同町を含む双葉郡で唯一入院が可能だが、常勤医は高野さんだけだった。遠藤智町長らは同日、記者会見を開き、国や県に常勤医を探す支援を求めた。
広野町は東京電力福島第一原発から20~30キロの距離にある。高野病院は、原発事故後も医師らが避難せずに入院医療を続けてきたことで知られる。内科、精神科、神経内科、消化器内科の4診療科があり..