<インフルエンザワクチン>製造原価上昇で接種費値上げ
◇高齢者の手控え懸念も
インフルエンザワクチンの接種費用が値上がりしている。今季からワクチンの成分が変わり製造原価が上がったためで、医療機関などによると、納入価格は昨季の約1.5倍。流行が本格化するのを前に、現場の医師からは「接種を控える人が出るのでは」と懸念する声も出ている。
従来のワクチンは、A型2種類とB型1種類の計3種類のウイルスで作られ、B型は専門家が季節ごとに流行を予測して2種類のうち1種類だけに対応していた。しかし、近年はB型2種類が混合するタイプの..