81歳認知症父の騒動で実感した「高齢者の運転を止める」難しい実情
2019年4月19日に起きてしまった池袋の暴走事故は、ドライバーにとって、そして運転を続ける高齢ドライバーの家族にとってのみならず、誰にとっても他人事ではない悪夢のような出来事だった。暴走した車は多くの人を次々と轢き、幼い子供とその母親の命を奪ってしまったのだ。
なぜ運転が危うい高齢者であっても運転ができる環境が続くのだろうか。自ら認知症の父に運転をやめさせるために1年間過酷な経験をしたライターの田中亜紀子さんがその要因を明らかにする。
今、私たちがしなければなら..