年金、2年連続で抑制の公算 物価上昇を下回る改定
毎年度実施する年金額の改定で、支給額を抑える「マクロ経済スライド」が2019年度に続き20年度も発動される公算が大きくなった。
発動の条件となる今年1年間の物価などがある程度上昇する見通しとなったため。
高齢者にとって、今年度と比べた支給額は横ばいか増加となるが、増えたとしても物価や賃金の上昇ほどは伸びず、実質的に目減りする。厚生労働省は来年1月に20年度の改定額を発表する。
年金は物価や賃金の変化に応じた改定が基本だが、少子高齢化でも制度を維持するためにマ..