最大還元率を教えるアプリでマイナポイント賢くゲットせよ

最大5%が還元された「キャッシュレス決済事業」が6月で終了。それに代わり、今度は5000円分のポイントがもらえる「マイナポイント事業」が9月から始まる。マイナンバーカード取得が条件だが、もらえるものなら全部もらってしまおう。

7月1日から申し込みが始まった「マイナポイント」。

マイナンバーカードを作ってクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済と紐づけると、9月以降(来年3月まで)に国から最大5000円分のポイントがもらえる制度だ。

ただ、還元されるポイントがちょっとショボかったり、情報の告知がヘタなため、20代の若者でさえ制度への認知度は3割ほど。あまり浸透しているとは言いがたい。

もっとも、据え膳食わぬは男の恥ならぬ、実質5000円を国がタダでくれるというのだから、もらっておいて損はないだろう。

そのためには一も二もなく「マイナンバーカード」だ。

このコロナ騒動で手元に届くまで数カ月かかるのが現状だが、とりあえず市区町村役場の窓口、またはオンラインで申請できる。オンラインは後でやり方が分からなくなるだろう、おじさん記者は、ここは迷わず役場へGOだ。

無事にマイナンバーカードをゲットできたら、改めてマイナポイントを申し込む。

その際、決済サービスを選ぶのだが、ここでひとつ難問が立ちはだかる。選択できるキャッシュレス決済は1つに限られるのだ。現在のところ、選べる決済方法には、「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード」「プリペイドカード」「デビットカード」がある。

ところが、電子マネーひとつ取ってみても、「WAON」「nanaco」「PASMO」「Suica」「楽天Edy」など山ほどあり、QRコードも「PayPay」「ゆうちょPay」「LINE Pay」など馬に食わせるほどある。ドコモユーザーが使うQRコード「d払い」にいたっては、〈買い物時〉〈チャージ時〉と決済手段がさらに2種類がある。

「いいや、どれだって同じだろう。どうせ分からないし」

こんなふうにおじさん感まる出しで普段使っている決済方法を選んでもいいが、ここは馬券を選ぶようにじっくり、ゆっくり考えたい。

というのも、決済するカードやQRコードによって、店の「還元率」がまるで違ってくるのだ。

キャッシュレス決済可能なお店の検索、支払い方によるポイント還元率を表示してくれるアプリ「エーアイクレジット(AI-Credit)」を運営するリエールファクトリーの担当者がこう説明する。

「マイナポイントを利用するためには、ポイントが付与されるキャッシュレス決済を1つ選ぶ必要があります。その種類は100種を超えますが、普段あまり行かない店舗に対応したキャッシュレス決済を選択したり、還元率0%を選んでしまうと、ポイント還元の機会を逃してしまいます。さらに、マイナポイントに合わせて、独自のポイント付与キャンペーンを打ち出すキャッシュレス事業者もあるため、どの決済サービスを選ぶかが重要になります」

つまりどういうことなのか。

具体的に見てみよう。「エーアイクレジット」のアプリをダウンロードして開いてみると、地図上に「飲食店」「コンビニ」「給油所」や「居酒屋」などキャッシュレス決済が可能な店舗が表示される。

次に矢印をタップすると、支払い方法ごとの「還元率」が出てくる。

例えば、東京駅八重洲口の「ファミリーマート八重洲地下街店」。

現金払いなら当然、還元率は「0%」だが、ドコモ「d払い」に「Visa LINE Pay」を設定し、会計時に「Tカード」または「dポイントカード」や「楽天ポイントカード」を提示しつつ、決済を「d払い」にすると、最大4%分のポイントが還元される。

一方、「楽天Pay」(チャージ払い)だと、「Tカード」「dポイント」「楽天ポイント」のポイント分を入れても2.0%の還元率しかない。


そのファミマに近い「海人酒房八重洲地下街」も支払い方法によって0~3%と還元率に差があるが、最大3%を取得するやり方は「Visa LINE Pay」で支払った場合となる。

また、ちょっと歩いて「八重洲ブックセンター」では、店員さんに「支払いはクイックペイ(QUICPay)でお願いします」と伝えると、1.0%のポイントが付く――といった具合だ。

とはいえ、ここまで来て「何のコッチャ……」とちんぷんかんぷんな人も大丈夫。アプリがどの決済方法を選んだらいいか、自動で決めてくれるのだ。

「7月2日からエーアイクレジットのアプリ上で、その人にぴったりな決済方法を無料で診断する『マイナポイント診断』サービスを始めています。

利用者がよく行くコンビニとその月間利用額、年間の旅行費用、ネットショップの購入金額などの消費行動を細かに入力すると、数日後にマイナンバーカードに紐づけしたい最適なキャッシュレス決済方法を診断してメールします。

もちろん、普段の支出に合わせ、還元率の高いキャッシュレス方法などの提案も行います。いわば、オーダーメード方式のキャッシュレス決済を提案するのです」(前出のリエールファクトリー担当者)

マイナポイントが終わってからも、行く店の「還元率」をアプリでチェック。数種類のキャッシュレス決済を設定し、訪れる店によって「d払い」にしたり、「LINE Pay」に切り替えると、ポイントがどんどん貯まっていくのだ。

さらに店舗ごとの独自キャンペーンも知っておきたい。現在、ローソンとマツモトキヨシ、ココカラファインは「d払い」で利用金額の20%を還元中(1回上限2500円=7月末まで)。築地銀だこは、「PayPayあと払い」で最大8%を還元(同1000円=8月10日から8月末まで)する。そんな情報もアプリが逐一更新する。

「いちいち面倒だなあ……」

そういう人はお金が貯まらない。後で笑うためには、「何事も小さなことからコツコツと」だ。




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