尿1滴でがん検査、「線虫」利用した方法が来年実用化

日本人の死因1位のがん。その判定に「線虫」という小さな生物を利用した検査が、まもなく実用化されます。がん検診のハードルが下がると期待が高まっています。

検査に使うのは尿1滴だけ。

九州大学の元助教が率いる企業が開発した検査方法は、「線虫」ががん患者の尿に集まる性質を利用したものです。

現時点で大腸や胃などにできた15種類のがんをステージ0や1といった早い段階で見つけることができるとされます。

検知率が90%に迫る高い精度であることや、苦痛もなく、検査費用が1万円弱と従来に比べて安価で済むなどのメリットがあります。

開発した「HIROTSUバイオサイエンス」の広津崇亮代表取締役は「日本のがん検診率は長く30%くらいから上がらない。これを諸外国と同じ80%くらいに行くには、画期的な技術が必要だと思っていた」と話しています。

検査は来年1月から、提携企業の検診などで始まる予定ですが、実用化に先立ち、研究の資金援助などを行ってきた久留米市と小郡市の職員120人を対象に、今月からトライアルが行われることとなりました。

久留米市の大久保勉市長は「あまりにも革新的すぎて、医療制度になじみづらいところもある。

久留米市としても、しっかりと産業として支援したい」と話していました。広津代表取締役は「両市でのトライアルを通して、検査から結果通知までの一連の流れを確認したい」としています。




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