浜松北高が連覇 高校生模擬裁判の関東大会

架空の刑事裁判をテーマに、高校生が弁論能力を競う「第十三回高校生模擬裁判選手権」の関東大会で、浜松北高(浜松市中区)の二年生十三人でつくるチームが優勝した。

優勝は二年連続で三回目。敢闘した個人に贈られる審査員特別賞に、岡本美優希さん(17)が輝いた。

大会は日本弁護士連合会が主催で、三日に東京地裁などで開かれた。

一都七県から予選を勝ち抜いた計八校が出場。中央大杉並高(東京)や渋谷教育学園幕張高(千葉)などの歴代優勝校もエントリーした。

扱ったのは、開店まもない雑貨店で、コーヒーの粉四袋を万引したとして、窃盗罪に問われた二十代男の事件。

各校とも検察、弁護側の立場で一度ずつ公判に臨んだ。現役の裁判官や報道関係者ら七人が、尋問の的確さや論理構成力などを審査し、順位を決めた。

浜松北高チームは、証人として出廷した万引Gメンの矛盾点を検察側として鋭くついたほか、あいまいな答えを引き出し、供述の信用性を争点化。

弁護側としては、無罪を主張する男に寄り添い、質問に答えやすい間の取り方を工夫した。

チームは昨年十一月に有志で発足し、七月から準備してきた。

指導した大石康智法律事務所(浜松市中区)の吉田陵平弁護士は「それぞれが自らの役割に徹し、尋問で聞き出した事実を積み重ねていった」と評価。「チームワークの勝利だ」とたたえた。

検察官役で登壇した畠山大樹さん(16)は「人前で堂々と話せるようになった」と笑顔。

弁護士役で出場し、優勝を喜んだ杉田ひかるさん(16)は「事実に基づき、論理的に話す力が身に付いた。法律に興味がわいた」と話した。




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