心電図で洞性不整脈と診断 心臓の病気につながる?

22歳孫娘。健康診断で心電図をとったら、洞性不整脈と言われました。普段の生活で胸がどきどきすることはないようです。治療が必要なものなのか。どのような要因で起きるのか。将来、心臓の病気につながるものなのか。気になります。

【答える人】木村雄弘(きむら・たけひろ)さん 慶応大学医学部特任講師(循環器内科)=東京都

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Q どんな症状ですか。

A 自律神経のバランスで脈が速くなったり遅くなったりするもので、だれにでも見られます。症状はないことが多いです。自分の脈を確認しながら、息を大きく吸うと脈が速くなり、息を吐き出すと遅くなるのがわかるかもしれません。これは呼吸による自律神経の変化が脈の速さに影響したものです。心電図は心臓の動き方の記録なので、こうした正常範囲の変化にも診断名がついてしまいます。

Q 治療が必要ですか。

A 心臓の動き方は正常ですので、治療の必要はありません。10代、20代の若い人に多く見られ、高齢になるにつれて自然に少なくなります。日常生活で特に気にすることはなく、何かすると良くなったり悪くなったりするものでもありません。

Q 将来、心臓の病気につながりうるのでしょうか。

A 心配する必要はないでしょう。ただ、糖尿病や肥満など、他の病態と関連する洞性不整脈も知られています。健康診断で他の病気も指摘された場合、追加検査の必要性を医師に相談しましょう。

Q 自宅でできることはありますか。

A 不規則な脈を表示する血圧計や脈拍を測定できるヘルスケア機器を使えば不整脈に気づけます。自分で心電図を記録できる携帯型の心電計も市販されています。心電図は記録中の心臓の動き方の異常は教えてくれますが、記録の時間はほんの数十秒です。血圧を家庭で測るのと同じように、脈拍や心電図を定期的に記録して、医療機関に持って行けば、隠れた不整脈の早期発見につながるかもしれません。そのような予防医療が大切だと思います。

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