地域の医師ら無料講座 浜松・大平台地区、住民の要望で健康支援

浜松市西区大平台地区に在住・開業している医師がボランティアで講師を務める無料講座「大平台健康フォーラム」が同地区で始まる。

27日を皮切りに毎月1回、医師が高齢者の健康に関わるさまざまなテーマで講演する。住民の要望に地元の医師が快く応じて実現。地域の健康増進を図る新たな好事例として関係者も注目する。

同地区の民生委員田幡平次さん(74)が、健康に不安を抱える高齢者が増える中、「住民が元気で暮らせるよう、医師を交えた地域のコミュニティーを作りたい」と考えたのがきっかけ。

2月、同地区の特別養護老人ホーム「三幸の園」の関係者に自分の考えを伝えたところ、施設が会場の提供を買って出たことで動きだした。

大平台地区は新興住宅街で、医師が多く居住。田幡さんが医師のもとを一軒一軒訪ねて講師の協力を依頼したところ、「地域のためになるなら」と手を挙げる医師が相次いだ。

講座には来年3月までに医師11人が登壇する。

糖尿病や肺がんなど高齢者の関心が高いテーマを中心に、内科や歯科、耳鼻咽喉科などの医師が専門分野を扱う。

質疑応答や相談の時間も設ける。

市長寿保険課によると、こうした住民主体の試みは市内では初めてという。西区の本間秀太郎区長も「地域から健康を考えようという取り組みはありがたい」と歓迎する。

田幡さんは「他の地域の知人から『うちの地域でもやってみたい』と言われた」と話す。

三幸の園の竹村寿文理事長は「これまで点で動いていた福祉と医療、地域が協力し合ってうまくつながった。地域福祉の一つのモデルになれば」と語る。

■初回のテーマは肺炎とワクチン 27日、大平台健康フォーラム

初回の大平台健康フォーラムは27日、浜松市西区の三幸の園で開催する。浜松医科大呼吸器内科の榎本紀之医師が「肺炎とワクチン」と題し、命に関わる肺炎とその予防などについて講演する。

午前10時から。参加無料、申し込み不要。大平台地区外からの参加も可能。問い合わせは三幸の園<電053(485)1136>へ。




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