「再収監阻止が目的」 袴田さん弁護団、恩赦出願の理由説明

旧清水市(静岡市清水区)で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定し、第2次再審請求中の袴田巌さん(83)の弁護団は20日午後、刑の執行の免除を求めて静岡地検に恩赦を出願し、理由については「再収監を阻止することが一番の目的」と記者会見で説明した。

恩赦の出願者は、袴田さん本人と姉の秀子さん(86)。恩赦法施行規則によると、検察官は意見を添えて、中央更生保護審査会に上申することになる。

秀子さんや弁護団は恩赦出願後に県庁で会見した。弁護団によると、誤判の可能性が高いと主張。その上で、恩赦がなされても何らかの罪を犯すことは考えられないと指摘し、長期にわたった身体拘束や現在も最高裁で特別抗告審が続いていることにより「精神的負担が継続している」として、恩赦によって直ちに改善されるべき-などと訴えた。

恩赦の出願は1989年と2005年に続き3度目。会見に同席した秀子さんは「恩赦でも何でも、弁護士が『やるべき』と思うことは全てやるべき。もちろん、大いに期待している」と話した。




http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/613526.html