区再編住民投票 浜松市説明会に意見続出

◆設問順「逆ではないか」

浜松市が進める行政区再編の賛否を問う住民投票の説明会で、市側が厳しい立場に立たされている。天竜区と浜北区を残し、他を合区する三区案の賛否の後に、区再編自体の賛否を問う二段階の設問方式に、各区の出席者から「順番が逆ではないか。分かりにくい」との意見が続出。市幹部は「市議会が(順番を)修正した」と弁明し、「周知徹底に努めるしかない」と頭を抱える。

三十日にあった西区協議会での説明会。出席者からの「まずは再編自体の賛否を問うのが自然では」との意見に対し、川嶋朗夫総務部長は「おっしゃるとおり。市長もそう提案した。(順番の入れ替えは)一長一短あるが、われわれからすると、市民の皆さんが選んだ市議会が修正してこの結果となった」と苦しい本音を明かした。

川嶋部長は「順番については賛否あるが、いずれにせよ、分かりやすく説明するのが私どもの務め」と述べ、現状の設問方法で進め、広報に注力する方針を強調した。

住民投票は市長選(四月七日投開票)などと同時実施の予定。順番を変えるには市議会での条例改正が必要の上、その後に再び各区で説明会を開くとなると、現状のスケジュールでは間に合わない。仮に住民投票を単独で実施するとなると費用も二~三倍にかさむ。

住民投票については、市の原案は最初に再編自体への賛否を問い、続いて三区案への賛否を問う順番だった。これに対し、区再編に慎重な市議会最大会派の自民党浜松が他会派と調整し、設問の順番を入れ替えたり、投票運動への規制を盛り込んだりした修正案を昨年の市議会十一月定例会に提出し、可決された。




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