白血球、日本人は11類型…阪大など解析 発病や体格に影響か

日本人の白血球の型は11のグループに大別でき、型の違いによって、がんや心疾患、糖尿病などの発症や体格に差が出ることがわかったと、大阪大や国立遺伝学研究所などのチームが発表した。論文が29日、英科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に掲載される。

一般的な血液型(A、B、O、AB型)は、赤血球の表面にある物質の種類によって四つに分類される。これに対し、免疫細胞である白血球は、表面にあるHLA(ヒト白血球抗原)という物質に関わる遺伝子の数が多く、白血球型の詳細は不明だった。

チームは、日本人1120人のゲノム(遺伝情報)を解析。HLAに関わる遺伝子が33個あることを突き止めた。各遺伝子の配列は一人ひとり微妙に違い、配列が近いものをグループ分けすると、大きく11に分類できた。

さらに日本人約17万人分のゲノムや病気、体格などのデータベースと照らし合わせた結果、白血球型によって、アレルギー疾患や肺がん、肝臓がんといった病気のかかりやすさなど、計52項目で違いがみられることがわかった。中には心筋梗塞(こうそく)の発症や身長、肥満など、一見、免疫とは関係がなさそうな項目も含まれていた。

チームの岡田随象(ゆきのり)・阪大教授は「心筋梗塞や体格などにも違いが出たのは意外だった。さらに研究を進めて理由を調べ、医療に役立てたい」と話している。




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