「食と歴史」「花と寺社」誘客 浜名湖観光圏、次期実施計画策定

浜松、湖西両市と観光関係団体はこのほど、浜名湖観光圏で滞在型の観光地域づくりを推進する次期(2019~23年度)の整備実施計画をまとめた。「食と歴史・文化」「花と寺社と庭園」など、新たな組み合わせの観光商品を開発、提供する。同観光圏は3月末で国の認定から丸10年の節目を迎える。関係団体は連携を強化し、魅力ある観光商品で連泊客を呼び込む。

欧米で普及しているガストロノミー(美食)ツーリズムを浜名湖にも採り入れる。「その土地ならでは」の食べ物の歴史や文化を学び、味わう旅行スタイルだ。浜名湖はウナギ養殖の発祥地とされるほか、日没後に明かりをつけた船から銛(もり)で魚を突く伝統の「たきや漁」などもあり、歴史・文化学習と食体験を組み合わせた観光商品をPRする。

花と寺社・庭園巡りを楽しむ「ガーデンツーリズム」は、春がメインの浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)に加え、「一年を通して美しい寺社や茶室の庭園の景観も堪能してもらいたい」と同市の担当者は期待する。

17年度に浜名湖観光圏に来た観光客への調査では日帰り客が50%以上で、連泊者は8%にとどまった。このため同計画では「滞在促進地域」を4カ所設定。舘山寺(西区)を中心に位置付け、それぞれ趣が異なる三ケ日・奥浜名湖(北区)、弁天島・ゆうとう温泉(西区)、浜松市中心部(中区)も選定した。

多様な自然とレジャーが楽しめる「交流地区」には、表浜名湖(西区、湖西市)、奥浜名湖(北区)、北遠(天竜区など)の計3カ所を設定。日帰りや1泊2日では楽しみきれない観光資源の豊富さをアピールする。




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