天武天皇の娘「初代斎王」宮殿か、建物跡を発見

古代から中世にかけて、天皇に代わって伊勢神宮に仕えた「斎王(さいおう)」の宮殿があった三重県明和町の国史跡・斎宮(さいくう)跡で、飛鳥時代後半(7世紀後半~8世紀初頭)の斎宮の中心施設である、方形区画と多数の建物跡が見つかった。天武天皇の娘で初代斎王とされる、大来皇女(おおくのひめみこ)の就任に伴い造営されたとみられる。中央集権国家の樹立を目指す天武天皇のもと、伊勢神宮祭祀(さいし)が整えられたことを物語る貴重な発見だ。

現場は東西2キロ、南北0・7キロに及ぶ国史跡範囲の西部。斎宮歴史博物館の2018年度の発掘調査で、区画の北東隅とみられる直角に折れた約10メートル×約8メートルの塀跡が見つかった。

過去に発掘された塀跡と合わせて東西方向に約40メートル、南北方向に約60メートル以上の方形区画が存在することが分かった。区画内では脇殿とみられる掘立柱建物跡が4棟、さらに区画外の西では、柱の直径40センチ、柱間隔が2メートルを超える3間×4間の大型総柱建物を含む倉庫跡が7棟あることが確認された。




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