「シンカンセンスゴイカタイアイス」って何であんなに硬ったいの? メーカーに聞いてみた

「シンカンセンスゴイカタイアイス」をご存じでしょうか。

そのハンパない硬さから、ネット上でこんな名前で呼ばれている「新幹線の車内販売/ワゴンサービスで売っているアイス」のことです。新幹線に乗り、ワゴンを押すパーサーさんを見かけるとつい食べたくなります。また、普段新幹線には乗らない人もこのウワサを耳にして「そこまで硬いといわれるアイスって何なの?」と興味を持っている人も多いでしょう。

そのハンパない硬さから、なんとJR東海とJR西日本まで「1年分の新幹線車内販売アイス&あずきバー食べ比べセット」が当たるブッ飛んだキャンペーンを行ったほどです。

なぜシンカンセンスゴイカタイアイスは「スゴイカタイ」のでしょう。どうすれば上手に食べられるのかを調べました。

新幹線アイスはなぜすごく硬いの?

シンカンセンスゴイカタイアイスの正式名称は、「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」といいます。製造メーカーのスジャータめいらくグループに聞きました。

硬さの理由は大きく2つ。

スジャータ スーパープレミアムアイスクリームは、車内販売のために作られた新幹線専用の商品。車内販売で売り歩く間に溶けてしまわないように、一般的なアイスクリームよりもオーバーラン(空気含有量)を少なくしています。そのために固めになり、そしてこれが高級感のある濃厚な味わいにもつながっています。あの硬さと、“普通のアイスとはちょっと違う”クセになる味わいは表裏一体だったのか……!

もう1つは、鉄道事業者側が販売においてドライアイスを使った温度管理を徹底していること。「ときにはガッチガチ、でもあるときはちょっと溶けていた……」なんていう揺らぎはありません。いっつも硬いです。だからいつ買っても変わりなくおいしいのです。

実は新幹線以外でも買える! 新幹線アイス豆知識

スジャータ スーパープレミアムアイスクリームは原則として新幹線用商品ですが、新幹線に乗らずに買える場所も幾つかあります。

1つは在来線特急の車内販売。JR東日本の場合は、新幹線の車内販売と同じ「日本レストランエンタプライズ」が車内販売を担当している東海道線の「スーパービュー踊り子」などでも販売しています(2018年12月の取材時点)。

もう1つは駅のホーム売店です。東京駅など一部の新幹線停車駅では、ホームの売店でも新幹線アイスを取り扱っています。新幹線アイスを食べるまで待つ時間が切ないならば、ちょい溶けまでの時間を見計らって「あらかじめ駅売店で買っておく」のですね。

また、新幹線に乗る機会はないけれどなんとか食べたい人も、入場券を買えば夢が実現するかもしれません。ただ、ホームの売店ではスーパーやコンビニにあるような一般的な冷凍アイスケースに入れられているためか、車内販売のものほど硬くないことがあるようです。

「すぐ食べたい!」そんな時にはどうすればいい?

スジャータめいらくグループによれば、スジャータ スーパープレミアムアイスクリームは「車内販売の場合、買ってから約10分置くとちょうどよくなる」そうです。

でもちょっと待ち切れないこともありますよね。次なる攻略法として、ネットにはこんなうまい方法が上がっていました。

車内販売で「アイスとホットコーヒーを一緒に買う」です。コーヒーのフタの上にアイスを置いておけば、単に待っているよりも短時間で「ヤワラカイアイス」になります。フタのへこみとアイスカップの底のジャストフィット感がハンパないですね。専用品ですかねこれは。

続いてコーヒー関連でもう1つ。こちらはスジャータめいらくグループさんが教えてくれました。「アイスをすくってくぼみを作り、コーヒーをかけてお召し上がりいただく方もいらっしゃいます」。ナルホド、熱いコーヒーで溶かしつつ。アフォガートというやつですね。おしゃれでおいしそう。

さらにはこんなツワモノも……! 何と「提供から2分」で食べきれるという方法があります(詳細は関連記事から)。

最後に、そもそも「新幹線に乗ったらアイスを食べる!」と心に決めているアイス好きならば「マイスプーン」を持ち込みましょう。アイス好きの筆者は、手の熱を伝えてアイスをよく溶かしてくれるアイスクリームスプーン「貝印 FA5154」を携帯しています。

アイスクリーム専用スプーンは金属製なので、プラスチック製スプーンより安心。そして待ち時間も、さすがにゼロ秒では歯が立ちません(笑)が、自然放置よりは確実に早く食べ始められます。

ちなみに、付属のスプーンもただのプラスプーンではありません。硬くても折れにくい丈夫なものを用意しているそうです。さすが歴史ある新幹線アイス、お客さんへの配慮も抜かりありません。

ホントに新幹線でしか買えないレアアイスも!

新幹線以外でも買えるなどとするとちょっとありがたみが薄れてしまうかもしれませんが、ご安心を。中には本当に新幹線でしか買えないレアアイスもあります。

例えば、北陸新幹線限定の「スジャータ 加賀さつまいもアイスクリーム」、東海道新幹線限定の「コメダ珈琲店監修 ブレンドコーヒー味 スジャータアイスクリーム」などがこれまでに販売されてきました。このような路線限定・期間限定のフレーバーが登場することもあるので、運良く見かけたならば、ぜひ買って、ちょっと待って、食べましょう。




https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190101-00000010-it_nlab-bus_all