米マクドナルド、世界で食材牛肉への抗生物質使用を削減へ

米ファストフード大手マクドナルド<MCD.N>は11日、世界で牛肉への抗生物質の使用を削減する計画を明らかにした。同社はこうした食材牛肉の最大購入者のため、他社がこの動きに追随する見通しが強まることになる。

マクドナルドの動きは、人間の感染症に重要な役割を果たす抗生物質の家畜への過度の使用が、人間への薬効を弱めるという懸念に対応するのが目的。一方で、家畜生産者を対象とする新たな基準を作り出し、医薬品会社の売上高を脅かす可能性がある。

同社によると、米国を含む10大市場で使用されている抗生物質を測定し、2020年末までに削減目標を設定する。これらの市場は同社が消費する牛肉の85%を占める。

マクドナルドはこの措置でハンバーガー価格が上昇することはないとみているが、広報担当ローレン・アルトミン氏は、メニューの価格はフランチャイズ加盟店が独自に設定すると説明した。

米食品医薬品局(FDA)は昨年、16年に食糧生産に使用された抗生物質の販売・流通量が前年比14%減と、FDAが統計を取り始めた09年以来初めて減少したと発表した。

マクドナルドはその事業規模から、農業や牧畜業の在り方に桁外れの影響を及ぼす。かつてはライバル企業に鶏肉への抗生物質の使用の排除を促したことがあった。




https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20181212035.html