第一生命が大手初の認知症保険 「人生100年時代」で市場拡大見込む

第一生命保険は20日、大手生保としては初めて「認知症保険」を発売すると発表した。これまで認知症は介護保険などに特約として追加する形でカバーしていたが、今回は認知症だけを保障する保険として打ち出す。「人生100年時代」の到来を見据え、市場拡大の目算が大きく、シニア層の関心も高い商品を提供する。

新たに発売されるのは「かんたん告知『認知症保険』」。認知症と診断されると給付金が出るタイプで、12月18日の発売を予定している。都内で開かれた発表会で、第一生命の南部雅実常務は「健康不安があり今まで介護保険に入りにくかった高齢者のために開発した」と語った。

発表会では米国のITベンチャーが開発した目の動きでアルツハイマー型認知症を早期発見できる新サービスも公開。保険の加入者とその家族向けに提供される認知症予防のスマートフォンアプリに実装される。

第一生命によると、平成24年に462万人だった認知症患者は37年には730万人となる見込みで、市場拡大が見込まれる。他の大手に先駆けて存在感を強めたい狙いだ。ターゲットのシニア層は既に生命保険に加入している人が多く、新規取引は難しかったが、身近な不安である認知症をピンポイントに保障する保険で提案の幅を広げる。

認知症保険は、T&Dホールディングス傘下の太陽生命保険と朝日生命保険の中堅2社が先行して販売している。




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