ダライ・ラマ14世、「転生制度」廃止に言及

チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(83)は5日、チベット亡命政府があるダラムサラで読売新聞などと会見し、自身の後継について「高僧の間で選べばよい」と述べ、生まれ変わりとされる人物を探し出して後継者とする伝統的な「転生(生まれ変わり)制度」の廃止の可能性に言及した。後継者を選ぶ制度のあり方に関する決定権は中国政府のみにあるとする同政府をけん制する狙いだ。

ダライ・ラマは代々、「転生」によって地位が継承されてきた。ただこの方法では、1959年の「チベット動乱」でインドに亡命したダライ・ラマを「国家分裂主義者」とみなす中国政府が、中国側に都合のよい後継者を独自に選定してチベット統治に利用する可能性が指摘されている。




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