<台風24号>営業再開、でも品薄 静岡県西部のスーパーなど

台風24号に伴う大規模な停電に見舞われた静岡県では、休業を余儀なくされる店舗が各地で相次いだ。停電がほぼ全域で復旧した4~5日は、営業を再開した店を続々と訪れる地域住民の姿があったが、一部では品薄状態が依然として解消していない。農作物が被害を受けたことによる今後の出荷減への不安もくすぶっている。

県西部と愛知県豊川市に計32店舗を展開する大手食品スーパー、遠鉄ストア(浜松市中区)は、最大で21店舗が休業した。最後まで残っていた菊川店(菊川市堀之内)も4日朝から営業を再開。客でにぎわったが、同日午後も商品のない空っぽの棚もあった。担当者は「冷蔵・冷凍の商品は廃棄して発注をし直している。電気が通ってもすぐには通常の営業に戻れない」と話す。

浜松市中区の杏林堂薬局姫街道店でも、廃棄処分した冷凍・冷蔵食品や牛乳、氷などは入荷が追いついていない。4日夜も商品が並んでいない陳列棚や冷蔵・冷凍コーナーが見られた。

一方、御前崎市内のコンビニ店では停電時の駆け込み需要で完売状態だった弁当やパンの入荷が進み、陳列棚に並ぶようになった。ただ停電の影響で入荷が遅れている商品もあるという。

「ナスやピーマンの入荷が浜松の市場で減った」と話すのは、地場の野菜を多く取り扱う石山元平商店(掛川市)の石山裕一社長(60)。強風によるビニールハウスの損壊など多くの農家が被害を受け、本県産野菜の流通が減っているという。沿岸部では塩害も確認されていて、「被害を受けた野菜は収穫できるのか。今後の影響が不安」と表情を曇らせた。




http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/549749.html