遭難者、安全救助へ力 県警、夏山シーズン控え石鎚山で訓練

夏山登山シーズンを前に県警山岳警備救助隊は4日、石鎚山(1982メートル)で救助訓練を行い、技術や練度の維持、向上を図った。

警備部機動隊と四国中央、西条、久万高原の3署の隊員ら31人が参加。久万高原町の土小屋であった開始式では県警の山内泰生活安全部長が「これから夏山シーズンを迎える。いつでも安全に救助できるよう、しっかり訓練してほしい」と激励。

隊員は山頂まで登り、崖での降下や登攀(とうはん)訓練などを行った。遭難者役の隊員がメールで通報し、衛星利用測位システム(GPS)を用いて、県警ヘリコプターと連携しながら捜索する想定訓練も展開し、無事に見つけ出した。県警によると、GPS機能があるスマートフォンで県警ホームページからメールで通報すると、位置情報を特定することができる。

3回目の訓練参加という機動隊の森本隆介巡査は「まだ経験が浅く、分からないことも多い。訓練を通して連携や信頼を深めていきたい」と意気込んだ。訓練は6日までの予定。

昨年、県内では33件の山岳遭難が発生し、うち21件が石鎚山系。機動隊の山本貴之指導係長は「登山をするときは、会員制交流サイト(SNS)などの情報を安易に信じず、山の知識を深めることが大切」と注意を呼び掛けている。




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