いかだで浜名湖の幸…「たきや漁」体験観光

浜名湖伝統の漁法「たきや漁」の体験観光用として、ソファやテーブルを備えたいかだが20日、浜松市西区の浜名漁協雄踏支所でお披露目された。外国人観光客への売り込みを図るのが狙いだ。

たきや漁は春から秋の夜間、小舟に付けた水中灯でエビやカニ、タコなどを集め、突き棒などでとる伝統漁法だ。体験観光が人気で、漁を楽しんだ後は、湖上のいかだ(幅、奥行きとも約4・5メートル)に移って、とれたての魚介類を天ぷらや汁ものにしてもらって堪能する。

従来のいかだは、イスやテーブルがなく、床の上であぐらをかくなどして飲食するため、外国人客や女性客らの評判が芳しくなかった。誘客を進めるため、公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市中区)などが、いかだ1基を改装していた。

改装したいかだは、「浜名湖版ポンツーン『TAKIYA BASE』」と名付けられた。ポンツーンは英語で「アクティビティーが楽しめる浮島」の意味だ。ブルーの天幕で覆われ、床面は白くペイントされている。ソファやテーブルが置かれ、都会のカフェかビーチにいるような雰囲気で、浜名湖の幸を味わえる。

20日は同支所の桟橋前で発表会が開かれ、浜松市の鈴木康友市長らがテープカットをして新たないかだの完成を祝った。たきや漁を行う「たきや組合」の金原勝二組合長(69)は「主に海外のお客様に利用していただき、好評なら改装するいかだの数を増やしていきたい」と話した。

一般的ないかだを利用する場合、調理込み料金は1隻(4人まで)3万円だが、ポンツーンを使うと1隻あたり6000円(土曜は7500円)がさらに必要となる。乗船は浜名漁協雄踏支所から。申し込みは5月1日以降に、たきや組合(053・592・2260)へ。




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