人権コピー最優秀 高知県越知町の地域おこし隊員・岡田さん

法務省人権擁護局などが主催する「障害のある人の人権について考えよう! 人権ポスターキャッチコピーコンテスト」でこのほど、高知県高岡郡越知町の地域おこし協力隊員、岡田綾羽(あやは)さん(23)の「誰だって手を貸してほしい時がある ~明日と笑顔をつなぐ一声を~」が最優秀賞を受賞した。岡田さんは「多くの優しさに触れて、生まれた作品」と振り返り、町での暮らしに感謝している。
 
昨夏募集のコンテストには全国から927点の応募があった。先月下旬に結果発表があり、岡田さんの最優秀作品はポスター化され、全国で掲示されている。
 
岡田さんは横浜市生まれ。中学生以降は東京都東村山市で暮らした。専門学校卒業後、都内の民間企業に就職したが、職場環境になじめずに退職。「何かを変えよう」と、3年前に高知県内で協力隊員を募集している自治体を探した。
 
いくつか受験したが、越知町の採用試験でミスをした。町へはJR佐川駅でバスに乗り継ぐ予定だったが、波川駅で下車。タクシーも見つからず、途方に暮れ、遅れる旨を伝えようと役場に連絡すると、職員が「休み時間に迎えに行く」と救いの手を差し伸べてくれた。
 
その後の面接でも丁寧な職員の応対に感激。「味わったことのない人の優しさ、温かさを体験した」という。採用後は観光事業担当として、大好きになった越知の情報発信に励んでいる。
 
小学校時代からの趣味である詩作にも取り組み、町の景色や暮らしをまとめたミニ詩集「気づいたら この町が 好きになっている」を昨秋に100部製作し、町内で配布。創作活動の一環として、各種コンクールに応募し、今回の受賞につながった。
 
初めての田舎暮らしで「地域の人と触れ合い、言葉も豊かになった。これからも自分らしく越知の魅力を広めたい」と意気込んでいる。




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