<入浴>冬は「10分以下×40度以下」推奨 実践は2割

日増しに寒さが厳しくなると恋しくなるのが温かいお風呂。しかし注意しなければいけないのが、急激な温度差によって血圧が乱高下し心筋梗塞(こうそく)などを引き起こす「ヒートショック」だ。リンナイの調査によると、安全な入浴を実践しているのは約2割との結果が出た。あなたの入浴方法、大丈夫?

リンナイは9月30日〜10月2日、インターネットを通じて全国の20〜70代の男女960人を対象に「入浴習慣」を調査した。平均入浴時間は15.2分。冬場の温度設定は42度が24.7%で最も多く、40度23.0%、41度21.6%となり40〜42度が約7割を占めた。

調査結果を受け、入浴の時間と温度を軸に▽10分以下×41度以上の「江戸っ子風呂」▽11分以上×41度以上の「熱中症風呂」▽10分以下×40度以下の「健康手抜き風呂」▽11分以上×40度以下の「のんびり長風呂」の4タイプに分類。一番多いのは「江戸っ子風呂」で31.7%、次いで「熱中症風呂」29.7%、「のんびり長風呂」18.1%で、推奨される「健康手抜き風呂」は20.4%だった。

監修した東京都市大学の早坂信哉教授は、4タイプの中で一番危険なのが「熱中症風呂」と指摘。熱い湯に入った瞬間のヒートショックによる血圧急上昇や、長時間の入浴による熱中症の危険があり、体への負担がもっとも大きいとしている。また「江戸っ子風呂」は、入浴時の瞬間的な血圧上昇が心配されるとする。一方「のんびり長風呂」は血圧急上昇の心配はないものの、長く入っていると体温があがり脱水やのぼせ(熱中症)の危険があるほか、保湿成分が皮膚から流出して入浴後に肌が乾燥するという。

早坂教授によると、10分以下×40度以下は、ややぬるく時間も短く感じられるが、実践することで体温が上がり、血流も改善。疲労回復や慢性的な痛みの緩和にもつながるといい、「健康手抜き風呂」は安全で健康効果は抜群という。

◇九州と北海道は長風呂 短いのは?

また、1週間のうち何日浴槽につかるかを尋ねたところ、「7日」が最も多く43.9%だった。一方でまったく浴槽につからない人も21.0%いた。

さらに「浴槽につかる時間」では、地域別で最も長かったのは九州の18.5分。次いで北海道16.8分、中国が平均と同じ15.2分だった。以下東北14.8分、近畿と四国14.6分、関東14.2分、中部13.3分となり、九州と中部とでは5分の差があった。

調査では「健康手抜き風呂」を実践している人ほど、現在の生活を幸福に思う割合が高いとの結果もでており、早坂教授は「正しい入浴法は睡眠にもよい影響を与え、心身の調子が整うので幸福度が高まるのでは」と分析している。




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