横倉山博物館20周年 写真家・高橋宣之さん作品展 高知県越知町

高知県高岡郡越知町越知丙の横倉山自然の森博物館が今秋、開館20周年を迎える。節目の記念企画は、高知市の写真家、高橋宣之さん(70)の作品展「古き神々の森―横倉山」で、9月23日に開幕する。高橋さんは「横倉山と博物館の魅力に、あらためて気づいてもらえるきっかけになれば」と期待している。11月26日まで。

横倉山は古生代以降の古い地質から成り、牧野富太郎博士が多くの植物を発見した場所でもある。町は、横倉山を通して地球全体の事象を学べるようにと、1997年10月に博物館をオープン。鉄筋コンクリート3階建ての建物は、世界的な建築家、安藤忠雄さんが設計した。

記念企画を担う高橋さんは、仁淀川の清流を「仁淀ブルー」として全国に発信した写真家で、「光るキノコ」のシイノトモシビダケなど横倉山の風物も多く被写体にしている。

展示した写真は約40点。うっそうとした森の中の巨木や、木立の中でほのかに光るシイノトモシビダケ、山腹にある杉原神社の社殿に施された彫刻など、さまざまな角度から横倉山の幻想的な雰囲気を切り取っている。加えて、仁淀川流域の安居渓谷などを撮影した映像作品も60型の大型液晶テレビ2台で上映される。

高橋さんは「横倉山は安徳天皇伝説以前から、修験道もあった『祈りの森』。植生も豊かで魅力にあふれている。自分にとっても有り難い存在を多くの人に紹介したかった」と話している。

会期中、9月23日と10月9日(無料開館日)、11月3日には午後1時から高橋さんによる作品解説を予定。問い合わせは横倉山自然の森博物館(0889・26・1060)へ。月曜休館。




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