高知県佐川町の郵便局に良心市 野菜や木工品販売

高知県高岡郡佐川町黒原の黒岩郵便局(善積千恵局長)が敷地内の一角を利用して、地元産の野菜などを販売する良心市を開設している。日本郵便四国支社(松山市)によると、四国内では初の試みで、関係者は「郵便局が地域の集いの場として、新たな機能を発揮してくれたら」と期待している。

山間部に集落が点在する佐川町北西部の黒岩地区は、佐川町中心部から離れているため、地域で唯一の金融機関である黒岩郵便局に、多くの住民が訪れる。

4年前に赴任した善積局長が、「地域のために、もっと役立つ機能を」と考える中で浮かんだアイデアが良心市。2017年春、駐輪場スペースの軒下を利用する企画書を四国支社に提出し、認められた。

高さ約190センチ、幅約170センチ、奥行き約50センチの木箱を用意し、名付けて「のき下良心市」。内部は六つのスペースに分け、それぞれ鍵付きの料金箱を設置した。出品希望者は郵便局に連絡し、希望した期間、産物をそれぞれのスペースに並べる。商品や現金の管理は出品者が行う。

7月の開設を地域の約520戸に郵便で知らせたところ、スイカやキュウリなどの地元採れ野菜や木工品、日用雑貨を置く出品者が集まった。

四国支社経営管理本部の三浦一浩・総務人事部長は「郵便局が地域の憩いの場になる興味深い取り組み」と感心し、善積局長は「郵便局を大事にしてくれる人が多い地域。もっと足を運んでもらえるような工夫をしたい」と意気込んでいる。




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