横倉山自然の森博物館で「四国のツキノワグマ」企画展 高知県越知町

四国で絶滅が心配されるツキノワグマの生態を紹介する企画展が、高知県高岡郡越知町越知丙の横倉山自然の森博物館で開かれている。四国内で8体しかないとされる剥製のうち、7体を展示しているほか、クマの子育てのビデオ映像など貴重な資料が集まっている。9月3日まで。

四国のツキノワグマは環境省のレッドリストで「絶滅の恐れのある地域個体群」とされ、現在は剣山系などで十数頭しか確認されていない。四国内で生息調査を行っている「四国自然史科学研究センター」(須崎市)の協力で、夏休みの企画展として開かれた。

展示室中央に剥製7体を設置。主に1960年代~80年代に捕獲されたもので、捕獲地は徳島県が5体で、愛媛県と高知県が1体ずつ。7体もの剥製がそろう機会は極めて貴重だ。

映像コーナーでは、徳島県内でセンサーカメラを使って撮影された、子グマ2頭の愛らしい姿や、安芸市で確認された姿などが放映されている。

このほか、骨格標本や、位置情報発信器を取り付けられた個体のパネル写真なども展示され、四国のツキノワグマの実態が詳しく紹介されている。

横倉山自然の森博物館の安井敏夫学芸員は「貴重な四国のツキノワグマに関心をもってもらえたら」と話している。




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