10月ダブル補選、政権の命運=民進も正念場―衆院愛媛3区、青森4区

自民党の木村太郎衆院議員の死去に伴う衆院青森4区補欠選挙は、衆院愛媛3区補選とともに、10月10日告示、同22日投開票の日程で行われる。

急落した内閣支持率が再浮上しないまま2補選を迎えれば、安倍晋三首相には政権の命運を懸けた厳しい戦いとなりそうだ。一方、浮揚の足掛かりをつかめない民進党の蓮舫代表にとっても正念場で、与野党の激戦が予想される。

菅義偉官房長官は25日の記者会見で2補選について「政権としては、経済再生最優先、雇用の確保などの実績を残しており、しっかり説明していく」と強調した。

自民党は東京都議選で歴史的惨敗を喫し、仙台市長選にも敗れ、同党選対幹部は「政権浮揚には国政選挙で勝つしかない」と語る。政権内には「1勝1敗ならまだしも、2敗したら『安倍降ろし』に発展しかねない」(政府関係者)との声もある。

自民党は愛媛3区では、死去した白石徹氏の次男を擁立。「弔い合戦」に総力で臨む方針だが、安倍政権の足かせとなっている加計学園問題が影を落としそうだ。学園が獣医学部を新設する今治市は3区に隣接し、野党が争点化に動くことが予想されるためだ。

青森4区の候補者調整について、二階俊博幹事長は25日、「関係者の意見も十分聞いた上でスピードを上げる」と語った。青森は改正公職選挙法の定数1減の対象だが、新たな区割りは次の総選挙から適用されるため、補選は旧区割りで行われる。

一方、野党は2補選で勝利すれば安倍政権に大打撃を与えられるとみて、総力戦で臨む構え。課題は民進、共産両党の候補者一本化だ。

愛媛3区では民進党が元職、共産党が新人の擁立を決め、調整がついていない。共産党の小池晃書記局長は25日、青森4区でも「候補を統一して戦うしかない」と記者団に強調したが、民進党の一部や、同党の支持団体の連合には、共産党との全面協力に慎重論が強い。




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