JR四国、5期連続黒字へ 今期、鉄道やマンション事業好調

JR四国は8日、2018年3月期の連結純利益が17年3月期に比べ5割減の12億円になるとの見通しを示した。国の支援金である経営安定基金の運用下支え措置がなくなるものの、16年ぶりに参入した分譲マンションの販売収入などが寄与し、5期連続の最終黒字を見込む。

18年3月期の連結売上高にあたる営業収益は4%増の510億円。鉄道では4月に運行を開始した新観光列車「四国まんなか千年ものがたり」(香川・多度津―徳島・大歩危)が好調なほか、JRグループの大型観光企画「四国デスティネーションキャンペーン」も追い風だ。

非鉄道では高松市内の社宅跡地に建設中の地上9階建て分譲マンション(101戸)がファミリー層を中心に9割をすでに販売済み。「残りも完売できる」(同社)とみており、冬に入居が始まれば約14億円の増収要因となる。今後も社有地を生かして収益の柱に育てていく。

17年3月期の連結営業収益は16年3月期比2%減の490億円、純利益は3割減の26億円だった。車両修繕など国の支援を受けた安全対策を前倒ししているため経費がかさんだ。ただ当初予想は収支トントンで、「(運輸などの)収入や運用益が上振れし、使い切れなかった修繕費もあったため」としている。




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