震度6強以上で倒壊 大規模建築耐震診断 松山の14施設に危険性

愛媛県松山市は21日、不特定多数の人が利用する「要緊急安全確認大規模建築物」の耐震診断結果を公表した。市内63施設のうち11施設が震度6強以上で倒壊・崩壊の危険性が高い評価区分Ⅰと判定され、3施設が危険性があるとされる区分Ⅱだった。

対象は1981年5月末以前の旧耐震基準で建築された一定の規模以上の学校や病院、宿泊施設など。区分Ⅰではホテルが7施設と多いが、道後グランドホテルを除き2019年度中までに耐震改修や建て替え工事着手を予定している。公的施設は県庁第2別館と県の生活保健ビルが対応未定(県が自主公表済み)。松山赤十字病院、慶応幼稚園、千寿会道後温泉病院本館の3施設は18年度中までに建て替えて取り壊すため診断結果を市に報告していない。

市は区分Ⅰ・Ⅱの14施設について、県の南海トラフ巨大地震被害想定の最大震度予測では震度6強相当のNTT西日本松山病院(区分Ⅱ)を除き震度6弱以下の地域に立地し「倒壊の危険性は減少すると考える」と説明。対応未定施設に関しても「いずれも改修など前向きに対応を検討中と聞いている」としている。




https://www.ehime-np.co.jp/article/news201702227379