先住民3人、熊本で 「カナダ水俣病」被害訴え

カナダ・オンタリオ州の製紙工場が1960年代に河川に流した排水に水銀が含まれ、水俣病と同じ神経障害の症状が出た先住民3人が18日、熊本市の熊本学園大で講演した。「行政の補償は不十分で、汚染も放置されたままだ」と被害対策の不十分さを訴えた。

2014年に現地調査した熊本学園大水俣学研究センターが企画。花田昌宣教授によると、住民の大多数に当たる3千人近くが健康被害を受けた可能性があり、一定の症状がある住民には政府機関などで構成する「水銀障害委員会」が補償金を支払うが、受給は住民の2割程度にとどまる。カナダ政府は「カナダ水俣病」の存在を公式に認めていない。




https://www.ehime-np.co.jp/article/ky201702181242900010