女人限定!お遍路さんを“おもてなし” 「男女共用の寝泊まり、使いにくい」と専用宿泊施設 高松

香川県内にある四国八十八カ所霊場81番札所・白峯(しろみね)寺と82番・根香(ねごろ)寺の間の遍路道に、香川大学と県立高松工芸高校の学生らが手がける女性専用遍路小屋(高松市)が完成した。20日から利用できる。

女性専用遍路小屋は木造平屋造りで、延べ床面積約25平方メートル。もともと築30年以上の山小屋だったが、所有者がお遍路さんのために使ってほしいと、隣接する遍路小屋「五色台子どもおもてなし処」を運営している公益財団法人に寄付した。

「おもてなし処」には休憩所のほか宿泊スペースがあるが、男女共用で女性が使いにくかったことから、女性専用の遍路小屋として運用を計画。学生の遍路体験などで交流があった高松工芸高と香川大の学生が改装に協力した。

高松工芸高デザイン科が外装を担当し、10月中旬、生徒17人で建物の外壁を遍路をイメージさせるクリーム色に塗装。看板のデザインも手がけた。

内装は香川大工学部の有志15人が受け持った。壁にはちぎった上質紙を貼り合わせ、しっくいのような質感を演出。灯籠(とうろう)やつえ立て、かっぱかけなどは地元で取れた竹を使って制作した。床には寄付してもらった畳を敷き、5人が寝泊まりできるスペースを確保。木製の仕切りを設けることで一定のプライバシーを守れるよう配慮した。

香川大工学部の尾曲真里花さん(21)は「お遍路さんは年々増えているが、歩き遍路の方が立ち寄って休める場所はまだまだ少ない。この遍路小屋が女性のお遍路さんの憩いの場所になればいい」と話した。

宿泊は無料で、施設の管理は公益財団法人喝(かっ)破(ぱ)道場が行う。




http://www.sankei.com/west/news/161120/wst1611200029-n1.html