2年間無給で牛乳配達 「辞めたら高齢者困る」

青森労働基準監督署は八日、従業員の四十代女性に二年間賃金を支払わなかったとして、最低賃金法違反容疑で、乳製品販売会社「小岩井ミルクサービス青森」と男性経営者(57)=青森市=を書類送検した。女性は不払いに不満を抱いていたが「牛乳の配達先に買い物に行けないお年寄りが多く、私が辞めたら困ると思い言い出せなかった」と話しているという。

送検容疑は、二〇一三年十二月~一五年十二月、女性に総額三百三十六万円の給料を全く支払わず、青森県が定める当時の最低賃金(時給六百六十五~六百九十五円)を下回る条件で働かせた疑い。小岩井乳業(東京都)によると、送検された会社との資本関係はないという。

労基署によると、会社は自転車操業状態が続いており、男性は「いずれ払う」と女性に言い続けていたが、一五年末に事実上の倒産状態になった。

女性が今年二月、労基署に相談していた。




http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201611/CK2016110902000274.html