北朝鮮の秘密警察幹部が亡命 脱北者摘発の管轄部署

聯合ニュースは十二日、北朝鮮の秘密警察・国家安全保衛部の幹部が昨年脱北していたと、北朝鮮消息筋を引用して報じた。エリート層の脱北が相次いで発覚する中、体制転換につなげるため攻勢を強める韓国と、引き締めを図る北朝鮮の綱引きも続いている。

聯合によると、脱北したのは保衛部の局長級の人物で、朝鮮人民軍の将官を兼務している可能性もある。保衛部はスパイや反体制分子を取り締まる部署で、副部長の徐大河(ソデハ)氏が日本人拉致問題の特別調査委員長も務めるなど主要組織の一つ。脱北者を摘発する保衛部幹部が自ら亡命するのは異例だ。

また朝鮮日報は十二日、ロシアでも北朝鮮労働者の亡命が続いていると報道。今年に入り四十人以上が脱北し、ロシア内の収容者施設に入っていると報じた。

朴槿恵(パククネ)大統領は、北朝鮮住民に脱北を促すメッセージを送るなど圧力を強める。十一日の閣議でも「脱北民(受け入れ)は統一のさきがけであり、統一の試験台だ」と述べ、受け入れ政策の拡充を指示した。




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