<カブトガニ>曽根干潟で400匹超死ぬ 海水温上昇影響か

絶滅危惧種・カブトガニの国内最大の生息地、曽根干潟(北九州市小倉南区)で、今年1月以降、400匹以上のカブトガニが大量死している。年間に確認される死骸は平均で50~60匹。急増した原因は不明だが、猛暑による海水温の上昇を指摘する声もある。

日本カブトガニを守る会福岡支部の高橋俊吾支部長によると、沿岸に流れ着いた死骸は子供のカブトガニも多く、寿命では大量死の説明がつかない。2004年に約300匹が死んだことがあったが、その時も原因はわからず、それ以来の大量死という。

原因について、福岡県沿岸のカブトガニを調査している九州大大学院工学研究院の清野聡子准教授(生態工学)は「猛暑続きによる海水温の上昇と、台風による海水のかく乱が少ないことが重なり、海底の酸素が不足したと考えられる」と推測する。福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所によると、干潟の沖合の豊前海の5~8月の海水温は、平年より0.9~1.6度高い状態になっている。

曽根干潟のカブトガニ生息数は推定約2000匹。高橋支部長は「沿岸海域の環境が変化している可能性もあり、詳しい原因を調査してほしい」と語る。




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