相次ぐ亡命、正恩政権に打撃 「英公使は犯罪者」北朝鮮が初の反応

北朝鮮の朝鮮中央通信は二十日、韓国に亡命したテ・ヨンホ駐英公使について、国家資金を横領するなどした「犯罪者」と糾弾。韓国が「共和国(北朝鮮)に対する謀略宣伝に利用している」などと非難した。

公使の亡命に関する北朝鮮の反応は初めて。北朝鮮は、四月に韓国入りした中国の北朝鮮運営レストラン従業員十三人について、韓国による「拉致」としているが、今回は本人が「逃走した」として、自ら亡命したことを認めている。

朝鮮中央通信は論評で、テ公使が「国家資金の横領や国家機密を売りとばした疑いなどで、六月に帰国指示を受けていた」と指摘。七月十二日には、北朝鮮の中央検察所が捜査開始を決定しており、テ公使は処罰を恐れて、家族とともに逃走した、と断定した。

論評は、テ公使を「人間のクズ」と罵倒。韓国の朴槿恵(パククネ)政権が「一考の価値もない人間のクズまで引き込み、謀略宣伝と同族対決に利用している」と激しく反発した。

英国当局についても「われわれの正当な引き渡し要求を無視し、犯罪者を南朝鮮(韓国)に譲り渡した」と批判。「法治国家を自任する英国のイメージを自ら汚した」と主張した。




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