給与不払いのときわ病院を捜索…100人規模、2千万円規模か 大阪労働局

大阪市大正区の医療法人常磐会が運営する「ときわ病院」(同区)が病棟を閉鎖し、従業員の大半が給与が未払いのまま離職した問題で、大阪労働局は13日、最低賃金法違反と労働基準法違反の疑いで、同病院を捜索した。未払いの対象は退職者を含め約100人、総額は約2千万円に上るとみられる。

市保健所によると、ときわ病院は一般病床58床をもつが、昨年12月初旬、スタッフ不足を理由に入院患者の受け入れを中断し、外来診療のみを継続。保健所は入院患者がすべていなくなり、病棟が実質的に閉鎖されたことを確認した。

関係者によると、病棟閉鎖に伴い、看護師や事務職など従業員の大半が事業主都合による離職となり、外来を継続するために必要な人員だけが残った。この際、11月25日に支給されるはずの給与が未払いだという。

今年初めごろから元従業員の相談を受けた労働基準監督署が給与を支払うよう院長に指導したが応じなかったため、労働局が捜索に踏み切った。

ときわ病院は「担当者が不在でコメントできない」としている。

近畿厚生局によると、ときわ病院は昭和49年に保険医療機関に指定。内科や整形外科、放射線科などがある。また、院長が理事長を務める大阪市北区の別の医療法人も、北区にある診療所を昨年12月に休止している。




http://www.sankei.com/west/news/160713/wst1607130053-n1.html