町ねこ「不妊・去勢」で減

人とネコの共生を目指して活動する長崎市のグループ「長崎の町ねこ調査隊塾」は今月、地域にすむ野良猫への不妊・去勢手術の効果を調べた調査報告書をまとめた。手術をしている地区ではネコの数や病気が減少するなどの成果が出ており、中島由美子塾長(60)は「手術をして終わりではない。捨て猫の禁止を呼び掛けるなど住民一人一人ができることをしてほしい」と呼び掛けている。  

市動物管理センターによると、昨年度、市に引き取られたネコの数は1356匹。大半は子猫で1260匹が殺処分された。こうした殺処分やネコのふん尿被害などを減らそうと、市は2014年度から市民が地域の野良猫に手術を受けさせる際の費用を助成。手術後は耳にV字のカットを入れた「さくらねこ」として元の場所に戻している。

調査は昨年5月からの1年間、市中心部の6町で実施。月に数回、対象地区を歩きネコの数や健康状態を調べた。  

報告書によると、ある商店街周辺の地域では、市の助成事業の対象になった2地区でネコの数がそれぞれ21匹、4匹減少していた。一方、不妊去勢手術を受けたネコがいない1地区では2匹増え、皮膚病を患ったりやせて毛並みが悪かったりするネコが多かったという。  

中島塾長は「事業は一定の効果がある」と分析しながらも、「子猫が生まれなくなっても捨て猫と外から来るネコがいれば元の状態に戻る」と指摘。「飼い猫には迷い札を付けたり、餌をあげたいときはその場に放置しないなどマナーを守ってほしい。ネコが好きな人とネコに困っている人が一緒に対策に取り組むことが必要」と話した。




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