高知県いの町の「寒風茶屋」平日も営業 Uターン親子が切り盛り

愛媛県との県境の高知県吾川郡いの町本川地域にある、いの町観光協会管理の「寒風茶屋」が、4月末から平日の営業も始めた。いの町にUターンした親子が切り盛りし、おでんやラーメンなど食事の提供のほか、地元で採れた山菜なども販売している。店は寒風山や笹ケ峰などの登山道の玄関口にあり、登山客らの休憩所や案内所としての利用も期待されている。

寒風茶屋は1992年、旧本川村が設置した。愛媛県へとつながる国道194号の旧寒風山トンネルの入り口付近にあり、かつては休憩所やドライブインとしてにぎわった。しかし、1999年に新トンネルが開通し、194号の路線も変わると交通量が激減し、一時閉店した。

ただ、店は四国山地の絶景が楽しめる町道瓶ケ森線(通称UFOライン)の東側の起点に位置し、新緑や紅葉シーズンには多くの行楽客が訪れる。このため、いの町観光協会などが土日限定で店を開くようになり、平日も営業してくれる人を探していた。

引き受けたのは、本川地域に2015年Uターンした高橋美和子さん(67)と長男の久人さん(37)=いずれも、いの町脇ノ山。店では、高橋さんの自宅近くで採れたワサビやフキの漬物のほか、おでんやラーメンなどを販売。久人さんは県外の観光施設で働いた経験があり、周辺の観光情報などを載せたパンフレットも配布している。

ゴールデンウイークは1日100人以上が利用するなど客足は好調で、広島県東広島市から夫妻で登山に訪れた前原幹生さん(62)は「登る前や帰りに軽い食事もでき、とても便利」と喜んでいた。

県外の登山者に道案内を求められることも多く、久人さんは「登山のお客さんは年中いるし、店の需要も高いと感じる。高知県の北の玄関口として、観光面でも貢献できれば」と話していた。

営業時間は午前9時~午後4時で不定休。問い合わせは、いの町観光協会(088・893・1211)へ。




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