新電力 料金請求遅れも 東電のデータ提供遅延で

四月から始まった電力の小売り自由化に関して、東京電力は二十日、消費者が使用した電力量のデータを確定して小売り事業者に提供する作業が遅れていると発表した。電力の購入先を東電から別の会社に切り替えた一般の消費者への料金請求が遅れる可能性がある。

四月から一般家庭も電力の小売り事業者を選べるようになった。しかし、送電線は東電が所有し管理しているため、東電は消費者が使った電力量のデータを、小売り事業者に提供。小売り事業者はこれに基づき消費者に料金請求することになっている。東電は五月上旬までに小売り事業者九十社に三十三万件のデータを提供する必要があったが、まだ二万件が提供できていない。

東電によると、四月から本格運用したシステムが十分に機能せず、自動処理できないデータが増え確認作業に時間がかかっているという。小売り各社と対応を協議中。遅延が解消するめどは立っておらず、システムの改善を検討している。




http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201605/CK2016052102000134.html