<滑走路工事>東亜建設工業 福岡、松山でもデータ改ざん

東証1部上場の東亜建設工業(東京都新宿区)が羽田空港滑走路の地盤改良工事でデータを改ざんしていた問題で、同社が関わった福岡、松山両空港の滑走路の地盤改良工事でも同様の不正が行われた疑いが強いことが13日、関係者への取材で分かった。報告を受けた国土交通省が詳しく調べる。

同社が担当したのは、大地震が起きた場合を想定して滑走路の液状化を防ぐ工事。羽田空港では昨年5月から今年3月までの工期で、C滑走路の地中に管を通じて薬液約1250万リットルを注入し、地盤を強固にする計画だった。

ところが、地中にコンクリート片などの障害物があったことで掘削がうまくいかず、地中に埋めた管はいずれも計画した位置と異なっていた。そのため、薬液が予定の5.4%しか注入できないという施工不良が生じたが、同社は当時の東京支店長の指示で、仕様書通りの工事ができたように装った虚偽報告を国交省に行っていた。

羽田空港の問題を受け、発注者の国交省は同様の工法を使った他の空港の工事についても、同社に調査を指示していた。その結果、福岡、松山両空港の滑走路でも不正が行われていた可能性が高まったという。

両空港とも航空機の利用に問題はないとみられるが、国交省は実態を調べた上で、同社に対する営業停止などの処分を検討する。




http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160513-00000045-mai-soci