高知に「こども食堂」を 俳優・伊勢谷さんの会社が支援

貧困家庭の子どもたちに食事を出す「こども食堂」の取り組みを進めているフードバンク高知(青木美紀代表)を、俳優の伊勢谷友介さん(39)が代表を務める企業が支援する。高知県産の規格外野菜などの販売収益を活動資金として寄付するという。5月11日に高知を訪れた伊勢谷さんはメンバーらに協力を約束。青木代表は「資金不足が課題なのでとてもありがたい」と感謝している。 

こども食堂は、家庭の貧困で十分な食事ができていない子どもらに無料や格安で提供する全国的な活動。高知県内では家庭や企業で余った食品を貧困家庭などに分配しているフードバンク高知が、2月に賛同者と食堂開設準備会を設立したが、人手や資金不足などで実現に至っていなかった。

伊勢谷さんは環境を重視した商品や仕組みを開発する「リバースプロジェクト」(東京)の代表。リバース社の担当者が「こども食堂を立ち上げたい」という青木代表の新聞コラムを読んだことで支援の話が進んだ。

リバース社と連携する企業が高知県園芸連から規格外を含めた青果を仕入れ、首都圏の社員食堂などに販売。リバース社を通じ、売り上げの一部をフードバンク高知に寄付する。

伊勢谷さんは高知県庁に尾﨑正直知事を表敬訪問した後、須崎市のミョウガ生産者を訪ね、廃棄されるミョウガの茎や規格外のキュウリを試食した。高知市大川筋2丁目のフードバンク高知にも立ち寄り「皆さんの支援につながるよう、規格外野菜をお金に換える仕組みを作ります」と語った。

こども食堂の実現には、人手や場所などがまだ足りないという。青木代表は「見るに見かねて近所の子どもに食事を出している人は高知県内に多くいるはず。運営や場所の提供など、できることでぜひ協力してほしい」と話している。問い合わせはフードバンク高知(088・875・4751)へ。




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