サンゴ破壊 卵丸見え 渡嘉敷海域で本島業者ら悪質行為

渡嘉敷村では沖縄本島などからのダイバーや釣り船客らによると思われるサンゴ破壊やクマノミなどの熱帯魚、サンゴの無断採取、ホエールウオッチングのルール違反など、環境保全などに対するマナーが悪いとの指摘の声が上がっている。

世界有数の透明度の高さ、高密度に生息する約250種の多様なサンゴ、ザトウクジラの繁殖地であることなどが高く評価され、慶良間諸島が2014年に国立公園に指定されてから2年余。渡嘉敷村でも「国立公園の名に恥じないよう、海を守り続ける」と村挙げて決意を新たにし「保護」と「利用」の両立へ向けて取り組んでいる中、心ない人々の環境に対する意識の低さに心を痛めている。

渡嘉敷でマリン&ダイビングサービス店「島あしび」を営む、同ダイビング協会の西浦由里子さん(36)は3月22日に渡嘉敷島北端のダイビングスポット「野崎」(水深約5メートル)で自身の客をダイビング案内中に一部が破壊されたユビエダハマサンゴを見つけ、その根っこ部分でクブシミの卵を発見した。

西浦さんは「サンゴが折られ卵が丸見えとなり、外敵に襲われる危険性が高い。船のアンカーなどによるサンゴ破壊も見られる。自身が所属するダイビング協会ではサンゴの苗の植え付けをするなど保全活動に取り組んでいるのに、見るに忍びない」と嘆いている。

また、村外の業者が熱帯魚クマノミやサンゴを「許可を得ている」として数多く捕獲している。国、県、村で取り締まりのルールを強化してほしいと話した。

渡嘉敷村商工会でも「渡嘉敷村ホエールウオッチング自主ルール」を制定するなど「みんなでクジラを保護しよう」と取り組んでいる。そんな中、本島の業者らによるルール違反がたびたび目撃されているという。

渡嘉敷ダイビング協会(平田春吉理事長)は「みんなでルールを順守し、素晴らしい宝の海を守っていこう」と呼び掛けている。




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